先日コベルコ SK30UR-2、アームシリンダーのオーバーホールのご依頼がございました。
リップからのオイルの滲みを発見したら早めのシール類の交換をおすすめ致します。
滲みからオイル漏れまでの進行はとても早いものです。
基本的にヘッド側のシール類の劣化はシリンダー内部からのオイル漏れの原因となり
(外部から見てわかるオイル漏れ)、シリンダー側のシールの劣化は自然降下の原因
となります。
ヘッド側、シリンダー側どちらか片方のオーバーホールもお受けできますが、
未交換側に圧力の負担が増すため漏れを誘発する原因にもなりおすすめいたしません。
取り外した直後の写真です。
しっかりと、、オーバーホール作業をさせて頂きました。
また、作動油もかなり汚れていたのでお客様の了解を得て交換させていただきました。
油圧作動油は長い間使用しますと油の中に異物,水が混入し酸化が進みます。
作動油の劣化は、油圧機器のトラブルの原因となります。
性能低下・圧力変動・作動不良・パッキン破損による油もれなどが生じることもござい
ます。
後に修理にかかる高額な失費を回避するためにも
自動車のエンジンオイル交換と同じように、作動油の定期交換も欠かせません。。
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